マスター雑記帳

No.154　2005年06月12日（日）

［北名古屋市 〜依存型ネーミング〜］

「北名古屋市・・・ってどこ？やっぱり名古屋の北？」

「え？聞いたことないせ、そんな市名」

多くの皆さんはそう思うことだろう。

この数年、全国で行われている市町村合併。

私めが住む町もその流れに乗り、近隣自治体との協議の結果、来年３月、”北名古屋市”として生まれ変わる（※１）こととなったのだ。

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私めが住む町は、愛知県西春日井郡＜にしかすがいぐん＞師勝町＜しかつちょう＞（※２）。

地図（※３）をご覧いただくと分かるが、名古屋市の北隣に位置する、名古屋のベッドタウンである。

私めが１歳の頃、名古屋市内から転入して以来、私めと家族は、ずっとこの町で暮らしてきた（※４）。

長らく”町民”としての憂い（※５）を味わってきた私めだが、いよいよ”市民”となれることを、素直に喜んでいる。

新市「北名古屋市」は、西隣の同郡西春町＜にしはるちょう＞（※６）との対等合併にて誕生する。

しかし、この”北名古屋市”。私めはどうも気に入らないネーミングである・・・。

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名古屋の北だから、北名古屋。

あまりに安直、そして他（名古屋市）に依存したネーミングではないか。

命名理由のひとつは、

「全国的には愛知より名古屋のほうがよく知られており、”北”名古屋ならばその位置関係が分かりやすい」

ということらしい。まあ、確かに。

しかし、名古屋がなければ北名古屋も存在しないわけで。。。

名古屋市がもしも改称したらどうなるのか、なんてことすら思ってしまう。

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私めがなぜ、そこにこだわるのか。

それは合併前、つまり現在の住所である”西春日井郡”も、実は春日井市＜かすがいし＞（※７）の西にあるからという、やはり他に依存した地名であるから、なのだ。

春日井市は名古屋市ほどの知名度はないため、他県の方、否、県内の方にすら、”西春日井郡”てどこ？と言われることが多い。

だから、「どこに住んでるの？」との質問には、郡名は特に言わず、

「師勝町という、名古屋の北隣にある町なんです」

なんて、名古屋に依存した答え方をすることが多かったのは、事実ではある。

しかししかし・・・

せっかく合併して”市”になるのなら、もう少し工夫したネーミングをしてほしかった、と思うわけである。

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しかし、工夫（？）しすぎてもだめ、という例がある。

今年２月ごろ、全国ニュースでも何度か取り上げられていたので、覚えている方も多いと思う。

それは、南セントレア市（※８）である。

愛知県は知多半島の南端２町（知多郡＜ちたぐん＞南知多町＜みなみちたちょう＞・同郡美浜町＜みはまちょう＞）が合併（※９）することとなり、考え出された新市名が、それ。

カタカナ部の”セントレア”とは、中部国際空港（※10）の愛称である。

中部国際空港は、２町の北にある常滑市＜とこなめし＞沖に今年２月に開港したばかりの国際空港であるが、その南に位置するから、南セントレア・・・らしい。

しかし、あまりにも突飛なそのネーミングは町民にそっぽを向かれ、市名のみならず合併そのものが破談（※11）となったのだ。

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北名古屋市は、来年３月２０日、正式に誕生する。

いくら安直なネーミングでも、南セントレアには負けるので（爆）、今さら破談になることもなかろう。

ただ、市制施行以降、自己紹介したり何かの書類に住所を書く際などに、”北名古屋”という市名を出すことついて、ちょっとばかり恥ずかしい思いをしそうだな・・・と考えているのは、私めだけであろうか。

否、私めだけではあるまい。

まあ、”南セントレア”よりはましだろうけど、ね。

（※）

※１　”北名古屋市”として生まれ変わる・・・「師勝町・西春町合併協議会」　http://www.sn-gappei.org/

※２　師勝町＜しかつちょう＞・・・http://www.town.shikatsu.aichi.jp/

※３　地図・・・http://map.yahoo.co.jp/address/23/23343/

※４　ずっとこの町で暮らしてきた・・・私めは仕事の関係で、６年余り奈良県に住んでいたこともある（前回『雑記帳』参照）。

※５　”町民”としての憂い・・・師勝町の住所を県から正しく書くと、「愛知県西春日井郡師勝町大字○○○字△△△◇◇◇番地」（長！）となる。”大字”や”字”が入ること や、その長さから、他県の方からは、かなりの田舎に思われることが多かった。まあ、私めの自宅の周りは水田が多く、田舎であることは間違いないのだが（苦笑）。それはともかく、この住所を見る限りでは、名古屋の中心部まで電車で30分もかからないという至近にあるとは、まず誰も思わないだろう。

※６　西春町＜にしはるちょう＞・・・http://town.nishiharu.aichi.jp/page-s/index-2/index-2.html

※７　春日井市＜かすがいし＞・・・http://www.city.kasugai.aichi.jp/

※８　南セントレア市・・・「はてなダイアリー　南セントレア市とは」　http://d.hatena.ne.jp/keyword/南セントレア市

※９　合併・・・「美浜町・南知多町合併協議会」　http://www.town.minamichita.lg.jp/hogappei/

※10　中部国際空港・・・http://www.cjiac.co.jp/

※11　破談・・・「びっくりするほどセントレア！ 幻の「南セントレア市」まとめサイト」　http://marblog.net/minami-centrair/

No.153　2005年06月06日（月）

［この8ヶ月の私め］

昨秋から先日まで、約8ヶ月。

更新できなかったこの間にも、いろいろとあったよ・・・

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《１．中日ドラゴンズ優勝！！》

なんといっても、これだろう。

2004年10月1日。

試合に負けはしたものの、マジック対象チームが敗れ、セ・リーグの優勝を地元・ナゴヤドームで決めた、我がドラゴンズ。

私めは、もちろんというか、幸運にもというか、その場に居合わせたのだ（※１）。

目の前で行われた、落合監督の胴上げ。

今までの人生30ン年の中で、最も感動した出来事のひとつと言っていいだろう。

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《２．３度目の異動》

これは前回少し書いたのだが、ちょっと詳しく。

8月に入院していた私めは、退院後、今後の身の処し方について、会社と話し合っていた。

現在の業務ではこれ以上の勤務が難しい、と申し出ていた私めに対し、会社からは、10月に新しく立ち上がる業務があるのでそちらへ行ってくれないか、という異動（※２）の打診があった。

条件面では、私めにとってマイナスとなる点もあったが、プラスとなる面もあったことから、それを受け入れ、新規業務へ身を投じることを決意したのだ。

9月末から10月初めの数日、その異動に伴って”空白”ができた。

そこで臨時休暇をもらい、ドラゴンズの応援に没頭したのである。

その間に監督の胴上げをナマで見られた私めは、とてもラッキーだ。

しかしながら、やはり新規業務は、苦労の連続。

それはそれは、筆舌に尽くしがたいものがある。

何とかかんとかやってはいるものの、つらい毎日だったりする・・・

私めはやっぱりアンラッキー・・・？！

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《３．宮部みゆき先生》

ここんとこずっと、宮部みゆき先生の小説を読みまくっている、私め。

以前から興味を持ってはいたが、サスペンスものには二の足を踏んでいたのだ。

しかし今年初め、ふらっと古本屋に立ち寄った際、彼女の著作を数冊買ってみた。

（まあ、古本なら、万一おもしろくなくても＜先生ごめん＞後悔しないし）

ということで。

で、読んでみた。

見事、ハマった！！

それからというもの、古本屋やインターネットで彼女の著作をほとんど買い揃え、読み続けている。

毎日の通勤電車の中で彼女の著作を読むのが、最近の私めのストレス発散方法である。

6月6日現在、読んでいるのは『ブレイブ・ストーリー』。

物語の主人公は、現代に生きる平凡な男子小学生・ワタル。

ふとしたきっかけで”幻界（ヴィジョン）”に足を踏み入れ、冒険へと旅立つこととなった彼は、異世界で様々な人々に出会い、成長していく。

彼は、いわゆる”剣と魔法”、中世ヨーロッパ風ファンタジー世界の住人ではなく、ランドセル背負って学校に通い、テレビゲームで友達と遊び、同級生の女の子に恋をする、ごくフツーの少年である。

そんな彼がファンタジー小説の主人公というのは、何ともおもしろい。

・・・というわけで、私めは今「ミヤラー」（※３）と化している。

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《４．相変わらず・・・》

・彼女はいない。もちろん結婚もまだ。”カノジョイナイ暦”はもう４年以上か。くすん。。。

・お金はない。今の部署では残業続きでそれなりに実入りが増えてはいるが、今後を考えてほとんど貯金に回しており、自由に使えるお金は少ない。

・体力はない。周りからは「その細さでよくやってるね」とか「太らなくて羨ましい」とか言われるが、さすがに30歳代後半、疲れは溜まる一方である。休みは徹底的に休んで体力を回復して、何とか凌いでいるだけなのだ。

・・・私めは私め。マイペースでやっていくよ。

※１　居合わせたのだ・・・その日を含めた3連戦のチケットをすべて入手していた、私め。優勝決定当日は会社の友人たちと一緒に（席は離れてたけど）。さすがに2日は行けなかったが、3日は、Yahoo!掲示板のオフ会で、お初にお目にかかるみなさんと一緒に観戦した。でも実は、前日（9/30）に行われたパブリックビュー（実際の試合は神宮球場）も観に行ってたりするんだけどね。

※２　異動・・・私めが勤める会社は、企業の電話サポート窓口（いわゆるコールセンター）を受託し、運営する企業である。多くの場合は、各クライアント（委託元企業）にあるコールセンター部署へ出向し、業務を行う。私めの異動は、所属部署は変わらないが、出向先が変わった、ということである。

※３　「ミヤラー」・・・私めが勝手につけた「宮部みゆきファン」の呼称。本当は何ていうのかは、知りません。