＝凡例＝

◎頁数・・・いわゆる”トビラ”を含む

◎初出

　○短編を除いて、すべて『ビッグコミックスペリオール』（小学館）

　○初版・・・”初版：yyyy/mm/dd”と記載

　○店頭発売日・・・”yyyy/mm（/dd）発売”と記載

　○”初版”および”発売”の記載がないものは、すべて”号数”とする。”号数”の記載方法は以下の通り。

　　●”号”や”vol.”は省略

　　●”ｙyyy/mm”または”yyyy/mm/dd”・・・誌に表記の号数

　　●”yyyy.n”・・・誌のその年の通し号数

＝評＝

あることが原因で失職し求職活動中の今井光＜いまい・ひかる＞は、面接に行く前に立ち寄った歯医者で、偶然同じ苗字の今井みどりと出会います。

何の因果か、治療中気絶してしまったみどりを連れ帰る羽目になった、光。

たどり着いてみると、みどりの住む家は、これまた偶然に苗字が同じ今井院長が経営する「今井歯科」でした。

今井歯科では、釣りでほとんど不在の院長のほか、みどりの姉３人（珠子＜たまこ＞・羽子＜はねこ＞・葉子＜ようこ＞）が暮らしていました。

長女の珠子は、光に対して唐突に「一緒に暮らしませんか？」と提案します。

無職の光は家賃滞納で住まいをも失ったということもあり、院長の遠縁ということにして今井家で暮らすこととなりますが、その後も様々なトラブルが起こります。。。

星里先生の定番・男女雑居ラブコメディなのですが、本作は、今までのパターンとは逆、つまり女性ばかりの家に男が転がり込む、という設定です。

光には驚くべき過去があったり、四姉妹の血縁関係が実は複雑だったり、釣りバカの院長にも秘密があったり、彼女たちの名前とタイトルの『オムライス』にはつながりがあったりしますが、それは読んでのお楽しみ。

なお私め個人としては、本作は、他の作品と比べるとちょっと設定に無理があることや、ラストが少々雑なことなどから、あまり感情移入できません。

したがって、”お勧め度ランク”みたいなのをあえてつけるなら、下のほうにランキングせざるをえないなぁ、と思っています。（星里先生、ごめんなさい。）

言わずもがな、作品の好みは個人差がありますので、私めの評価などあてにはせず、ぜひご一読くださればと存じますです、ハイ。

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・ツインビーンズ（第1話・第2話＜完結＞）・・・離婚し海外に行ってしまった前妻から、突然押し付けられた双子の娘・奈月＜なつき＞と葉月＜はづき＞。道彦＜みちひこ＞は、早く”親子”になろうと努力するのですが、あまりにそっくりな彼女たちに戸惑うのでした。