＝凡例＝

◎頁数・・・いわゆる”トビラ”を含む

◎初出

　○読み切りを除いて、すべて『ビッグコミックスペリオール』（小学館）

　○初版・・・”初版：yyyy/mm/dd”と記載

　○店頭発売日・・・”yyyy/mm（/dd）発売”と記載

　○”初版”および”発売”の記載がないものは、すべて”号数”とする。”号数”の記載方法は以下の通り。

　　●”号”や”vol.”は省略

　　●”ｙyyy/mm”または”yyyy/mm/dd”・・・誌に表記の号数

　　●”yyyy.n”・・・誌のその年の通し号数

＝評＝

結婚と同時に新居を建てるために、倹約を重ね、ようやく3階建てのマイ・ホームを手に入れた、平凡なサラリーマン・南條隼人＜なんじょう・はやと＞。

しかし、挙式目前にして婚約者・友美＜ともみ＞から突然婚約を破棄され、結婚自体が破談となってしまったのです。

隼人には、一人で住むにはあまりにも広い3階建ての新居と、そのローンのみが残されてしまいました。

しかしその新居は、ひょんなことから会社の女子寮となります。

こうして、大月窓明＜おおつき・まどり：ヒロイン＞はじめ独身女性4人と、婚約者に逃げられた男の同居生活が始まったのです・・・。

本作は、星里先生お得意の、男女雑居のラブコメディです。

婚約者の友美が”逃げた”理由にまつわるエピソードはもちろん核となるわけですが、隼人と”同居”する独身女性4人の個性的なキャラそれぞれのエピソードも、物語に厚みを持たせています。

よって、決して”ドタバタでおもしろい”だけの作品ではなく、きちんと”喜怒哀楽”を味わえる作品となっています。

全39話・コミックス4巻と、ボリュームもそこそこで手ごろに読める作品ですので、ぜひ読んでみてください。

なお本作は、グラビアやテレビで活躍しているタレント・安田美沙子さん主演（大月まどり役）で、『ルナハイツ』・『ルナハイツ２』の２作に分け映画化（前者：2005年公開、後者：2006年公開）されています。

以下、映画について、いくつか情報を掲載しておきますが、作品としての批評は、私めは門外漢ですので（といっても私めがコミックスの評論家というわけではないが^^;）ここではあえて語らず、他に譲ります。

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【１】映画化の真実・・・みちゃ（※）主演映画をさがせ！！　※”みちゃ”＝安田美沙子さんの愛称

　安田美沙子さんの所属事務所（アーティストハウス・ピラミッド）が、「安田美沙子の主演映画を作りたい！」ということで、コミックスや小説などの作品を探していて、本作に白羽の矢が立った。

　つまり、安田さん主演が先に決定していた、というわけ。

　（本作が選ばれた理由は不明ですが、これホントです）

【２】共演者はスタイル抜群・美女揃い・・・そのワケは！？

　安田さんもグラビアタレントだが、婚約者の友美やまどりの同僚（寮生）役など、女性の共演者も、全員がグラビアタレントやモデル、レースクイーンである。　※タレント名は敬称略

　　○元婚約者・松浦友美＜まつうら・ともみ＞役＝後藤ゆきこ＜ごとう・ゆきこ＞・・元・アーティストハウス・ピラミッド所属（2008/02脱退）

　　○寮生・日高りん＜ひだか・りん＞役＝上野未来＜うえの・みく＞・・・元・アーティストハウス・ピラミッド所属（2006年脱退）

　　○同・茅ヶ崎裕子＜ちがさき・ゆうこ＞役＝斉藤優＜さいとう・ゆう＞・・・スタイルコーポレーション所属

　　○同・土屋重子＜つちや・しげこ＞役＝山口由紀子＜やまぐち・ゆきこ＞・・・スタイルコーポレーション所属

【３】知られざるエピソード・・・あの大人気・天才子役が出演！

　映画には子役が一人（役名：岸部あんな＜きしべ・あんな＞）出演しているが、彼女こそ、昨年（2008年）の大ヒットアニメ映画『崖の上のポニョ』の主題歌を歌い一躍大人気となった子役タレント・大橋のぞみ＜おおはし・のぞみ＞ちゃんだったりする。

2009/01記載