星里もちる先生の作品『ハーフな分だけ』
=凡例= ◎頁数・・・いわゆる”トビラ”を含む ◎初出 ○読み切りを除いて、すべて『ビッグコミックスピリッツ』(小学館) ○初版・・・”初版:yyyy/mm/nadid”と記載 ○店頭発売日・・・”yyyy/mm(/dd)発売”と記載 ○”初版”および”発売”の記載がないものは、すべて”号数”とする。”号数”の記載方法は以下の通り。 ●”号”や”vol.”は省略 ●”yyyy/mm”または”yyyy/mm/dd”・・・誌に表記の号数 ●”yyyy.n”・・・誌のその年の通し号数 |
=評= 売れない役者・御前岳実<おまえだけ・みのる>と、駆け出しの翻訳者・音裏由羽<おとうら・ゆう>。 同じ映画がきっかけでそれぞれの道を目指したというふたりの、ちょっとコミカルなラブ・ストーリーです。 星里先生は、本作より徳間書店(キャプテン系)から小学館(ビッグコミック系)へ移籍しました。 実と由羽の出身地が偶然同じという設定や、途中からはふたりの結婚が主題となることなどから、先生の本流であるホーム・ラブコメディの”匂い”も漂う本作。 全15話と短めで、気楽に読める良作です。 なお、ふたりのネーミングの由来が”おまえだけ”と”オンリー・ユー”ということは、”もちらー”(私めは星里先生ファンのことを勝手にこう呼んでます)の間では有名な話です。 ・・・よね? 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ・「カーテンコール」(下巻)・・・本作に登場する、とあるサブ・キャラクタを主人公とした作品です。 作中に登場するあるアイテムが、時代の流れを感じさせます。 ・「キップをください」(上巻)「電話をください」(下巻)「微熱をください」(下巻)・・・世に言う”ください3部作”(って、私めが勝手に言ってるだけだが^^;;)ですが、それぞれ独立した作品で、 ストーリーに関連性はありません。 |
話数 | タイトル | 頁数 | 初出 |
1 | 訳者と役者 | 24頁 | 1989.11 |
2 | いつかは字幕役者<スーパースター> | 18頁 | 1989.39 |
3 | 序曲は破局? | 18頁 | 1989.40 |
4 | スイッチング入門 | 20頁 | 1989.41 |
5 | ラブストーリーを本気で | 18頁 | 1989.42 |
6 | 知れば知るほど | 18頁 | 1989.43 |
7 | 心の旅 | 20頁 | 1989.44 |
8 | 風は北向き | 18頁 | 1989.45 |
9 | 俺たちに明日はない・・・のか? | 20頁 | 1989.46 |
読み切り | キップをください | 24頁 | 『ビッグコミックスピリッツ増刊号』1990/01/10 |
話数 | タイトル | 頁数 | 初出 |
10 | めぐりあい、すれ違い | 20頁 | 1989.47 |
11 | 若者の条件 | 18頁 | 1989.48 |
12 | 若者の事情 | 18頁 | 1989.49 |
13 | 若者の時間 | 18頁 | 1989.50 |
14 | ことの段取り | 18頁 | 1989.51 |
15 (最終話) |
ふたりの距離 | 28頁 | 1989.52 |
読み切り | カーテンコール | 30頁 | 『ビッグコミックスピリッツ増刊号』1991.春 |
電話をください | 22頁 | 『ビッグコミックスピリッツ増刊号』1990.春 | |
微熱をください | 24頁 | 『ビッグコミックスピリッツ増刊号』1990/08/09 | |
エッセイ風コミック | 私と映画・運命の出逢い | 2頁 | 描き下ろし |