＝凡例＝

◎頁数・・・いわゆる”トビラ”を含む

◎初出

　○『週刊プレイボーイ増刊 漫'sプレイボーイ』『ケータイ週プレｂｏｏｋ』（集英社）/『大阪芸術大学大学漫画』（小池書院）

　○初版・・・”初版：yyyy/mm/dd”と記載

　○店頭発売日・・・”yyyy/mm（/dd）発売”と記載

　○”初版”および”発売”の記載がないものは、すべて”号数”とする。”号数”の記載方法は以下の通り。

　　●”号”や”vol.”は省略

　　●”ｙyyy/mm”または”yyyy/mm/dd”・・・誌に表記の号数

　　●”yyyy.n”・・・誌のその年の通し号数

＝評＝

［夜のスニーカー］

”夜の”というタイトル通り、愛と性を主題とした本作。

合コンで美人を”お持ち帰り”したのに何もせずホテルから逃げだした、”昭和”な男性・中川＜なかがわ＞と、28歳にして処女の山場ミサキ＜やまば・みさき＞。

ふたりが出会い、惹かれ合い、深い関係になるまでは、まるで、二人の共通の趣味である”ウォーキング”のように、ゆっくりゆっくり、進みます。

週刊プレイボーイの増刊号として創刊された『漫'sプレイボーイ』に連載されたのですが、同誌は、わずか5号のみの発行で、休刊。

（先生の作品が掲載された雑誌のいくつかが、こういう憂き目（創刊→短期休刊）にあっています。いや、先生のせいじゃないですけれど…？）

その後、携帯コンテンツ『ケータイ週プレｂｏｏｋ』にて続きが掲載され、物語は無事完結しました。

昨今、本作の二人のように、恋愛に臆病な若者が多いと聞きます。

（私めもそんな一人でしょうか…若くないけど 笑）

そんな人にも、そうでない人にも、ぜひ読んでいただきたい良作です。

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［読み切り：晴れた日に遠くが見える］

漫画家を目指す浪人生・シゲルと、後輩の女子高生・ミカ。

シゲルは、漫画賞の選考をいくつかクリアしていくものの、現実は厳しく、あと一歩のところで落選。

しかしシゲルは、夢を捨て切れず、ミカを残して上京を決意。

そんなふたりの淡い恋の行方は…

きっと先生も体験したに違いない（？）、若者の夢と現実、そして恋愛とが交錯する、せつない物語です。

2015/06記載