星里もちる先生の作品『危険がウォーキング』

＝凡例＝

◎頁数・・・いわゆる”トビラ”を含む

◎初出

　○すべて徳間書店発行

　○２巻以降はすべて『少年キャプテン』

　○初版・・・”初版：yyyy/mm/dd”と記載

　○店頭発売日・・・”yyyy/mm（/dd）発売”と記載

　○”初版”および”発売”の記載がないものは、すべて”号数”とする。”号数”の記載方法は以下の通り。

　　●”号”や”vol.”は省略

　　●”ｙyyy/mm”または”yyyy/mm/dd”・・・誌に表記の号数

　　●”yyyy.n”・・・誌のその年の通し号数

＝評＝

言わずと知れた、星里先生のデビュー作です。

なぜか汗が爆発する主人公の女子中学生・佳枝＜かえ＞、彼女を守るお茶目なボーイフレンド・いくろう、そして彼女たちの周りで起こるドタバタ劇。

そんな物語のシュールさと、目が大きく愛らしいキャラクタが相まって、マイナー誌での連載にもかかわらず人気を博したようです。

私めは当時（※）、パソコン系やいわゆる”オタク”系（ゲームやアニメ関連、ファンタジーものや美少女（Hなものも含む）もの）の本を多く扱う書店によく通っていたのですが、その店頭で全巻が平積みにされていたことと、そのタイトルにインパクトを感じたことを覚えています。

そういうわけで、作品名は知っていたのですが、作者である星里先生のお名前は存じませんでした（というか覚えていなかった）。

だから、「人気を博したようです」と表現したのです。連載やコミックス刊行当時をあまり知らないから・・・

タイトルにインパクトを感じた当時に読んでいたらなぁ、と、ちょっと悔やまれるのですが、今思えば私めと星里先生とは、縁があったのですね。

　※・・・全巻刊行済だったので、たぶん1989年頃

話数	タイトル	頁数	初出
1	危険がオープニング	17頁	『プチアップル・パイ FOR GIRL　美少女まんがベスト集成』14　（初版：1986/03/10）
初出一覧	やくにたたない初出いちらん	1頁	描き下ろし
2	危険がワーキング	24頁	『プチアップル・パイ FOR GIRL　美少女まんがベスト集成』15　（初版：1986/06/10）
3	危険がハプニング	24頁	『プチアップル・パイ FOR GIRL　美少女まんがベスト集成』16　（初版：1986/09/10）
4	危険がメーキング	26頁	『プチアップル・パイ FOR GIRL　美少女まんがベスト集成』17　（初版：1986/12/10）
5	危険がシャイニング	24頁	描き下ろし
読み切り	通りすがりのスプラッタ	28頁	『リュウ』1986/07　（再創刊vol.5）
	しゅんかんランデヴー	24頁	『キャプテンＪｒ．』２　（初版：1986/01/20）
	笑う門にはカドが立つ	18頁	『少年キャプテン』1986/08