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ありがとう、みっchan。 |
君のことは、忘れない。絶対に ・・・。
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２００５年４月７日。木曜日。 期せずして、この日は私めにとって、一生忘れられない日と”なってしまった”。 その日、喫茶『なごみ』にも来てくれていた私めの友人が、突然、交通事故で亡くなったのだ。 少なくとも、これを読んでくださっている皆様なら、ご存知の”みっｃｈａｎ”が・・・ |
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彼は、私めが約６年前まで勤めていた会社の同僚で、独身寮（※１）で２年間相部屋で過ごした、気のおけない友人だった。 ある”つて”から、奈良県にあるその会社に私めが中途入社したのが、１１年半前、１９９３年（平成５年）１２月のことである。 みっｃｈａｎは翌春、１９９４年４月に入社してきた。 彼の入社から２年間はそれぞれ違う人と相部屋であったことと、配属された部署が異なったため、あまり接点はなかった。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
みっｃｈａｎが入社３年目となった９６年３月末、それぞれの部屋のパートナーが転勤・退職となり退寮したため、部屋替えがあり、彼と同じ部屋になることとなった。 そして３年ほど前、奈良へ立ち寄った際に、彼の勤め先を尋ね、彼との旧交を温めた。 その時に喫茶『なごみ』のことを教えたところ、彼が来店（投稿）してくれるようになった、というわけだ。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 さまざまな話題をテーマとしてカキコしてくれていた、みっｃｈａｎ。 彼の投稿から話題が広がっていくことも何度となくあり、僻地の個人趣味Ｗｅｂページにも関わらず、多くの方々からの投稿をいただいた。 しかし私めは仕事の忙しさにかまけて、投稿への返信もページメンテナンスも全くできないままであった。 私めは今、それを激しく後悔している。 まさか、事故の前日、４月６日のカキコが、彼の「遺稿」となろうとは・・・ みっｃｈａｎ、ごめん。。。 |
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彼の突然の訃報を私めが知ったのは、元同僚Ａさん（※４）からのメールであった。 「みっｃｈａｎが、事故で亡くなりました。連絡したいので、携帯番号を教えてください」 という短いメッセージに、私めは驚愕した。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 Ａさんは、そのメールを送った際、自宅に電話をしてくれていた。 仕事を終え帰宅すると、その電話に出た母親から、 「昔の会社の人から電話があったよ。”メール見てくれ”って言ってたけど」 との伝言を聞いた。 （ただごとじゃないな） と直感した私めはあわてて自室に戻り、ＰＣを起動し、メーラーを開いた。 雑多なメールの中からＡさんの名前を見つけ、読んだメール。 それが、そんな知らせとは・・・ |
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Ａさんから、葬儀が４月９日と聞いた私めは、その日、所用のために休みを取っていた（※５）ことに運命を感じた。 （何があっても葬式に行かせてもらおう） と、所用を何とかキャンセルし、彼の葬儀に参列することにした。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 当日、昼前。 大阪府・Ｙ市にあるみっｃｈａｎの自宅が葬儀会場である。 奈良まで電車を乗り継ぎ、奈良からは元同僚と合流。会社が手配した車に元同僚と同乗し、ここまで来た。 初めて訪れた、彼の自宅。 （アイツはここで育ったのか・・・） などと思いを馳せるも、彼の遺影を見て、彼が亡くなった現実を痛感。 知らず知らず、涙がこみあげてきた。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 Ａさんは少し遅れて、私めが焼香を済ませた頃、会場に到着した。 彼が焼香を済ませて出てくるのを待って、私めは彼に歩み寄った。 久々の再会。 まさかこんなところで、こんな形で。 私めは涙が止まらなくなった。彼も目頭を熱くしている。 お互いに軽く抱き合い、背中をたたきあった。 しかし、言葉はなかった・・・。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 葬儀後、奈良にあるＡさんの自宅へ招かれた私め。 Ａさんと酒を酌み交わし、みっｃｈａｎとの想い出を語り合った。 その話は、語っても語っても、尽きることがなかった。 後ろ髪引かれる思いでＡさん宅を後にし、Ａさんの車で駅まで送ってもらう道中、私めはＡさんと共に、みっｃｈａｎが事故に遭った場所へ立ち寄った。 手を合わせ、みっｃｈａｎに約束した。 （俺はお前のこと、忘れへんよ、絶対・・・） |
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４月７日午後７時半頃。 みっｃｈａｎは自転車で帰宅する途中、酒気帯び運転の車に、後ろからはねられたそうだ。 そして午後８時４０分頃、逝去。 享年３３歳。 このような場ではあるが、心から彼の冥福を祈りたい。 みっｃｈａｎよ、安らかに・・・ |
※みっｃｈａｎの「最後の投稿」をこちらに転載しておきます。本物はこちらにて。
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◆ ついに開幕 ++
みっchan (名球会)
..( 奈 良 )
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ついにセ・リーグも開幕しました。各チームファンの皆様、お互いに健闘を期待しましょう！ 私めがひいきとするタイガースは、初戦をエース井川で落として大丈夫かと思ったものの、その後は順調に勝ち進んでいます。 そう言えば、この数年いつも６月ごろまでは首位にいたような気が……。今年に限っては、改革元年ということもあり、後々の準備もあるので６月で早終いできないものかなあ。 そういやあドラゴンズも、どえりゃあ調子がええようで。優勝候補の本命やろね（ここは中日ファンのサイトやから、一応は社交儀礼で）。 それよりおもろいのは、ジャイアンツが開幕４連敗。それも、ただ負けてるだけじゃなくて、高年俸の選手どもが、どうのこうのとダダをこねて、チームの中が内紛状態とか。堀内監督と清原の仲は最悪状態だとか、ローズは開幕早々からアメリカに帰りたいとほざいているとか……昔から｢金持ちケンカせず」というけど、ヤクザな金儲けばかりしてる連中の泥沼劇は、見聞きして楽しいですね。これを世間では、こう言うのでしょうね「悪銭身に付かず」。
++ 4/ 6(水) 12:12[352]
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早いもので、みっchanが亡くなってから2年が経った。 命日に当たる4月7日、私めは仕事の都合をつけ、奈良に出向いた。 久々に会った元同僚らと共に事故現場（写真）へ赴き、献花。 そして合掌し、彼への思いを馳せた。 しとしとと降る小雨は、私めの心中そのものだった。。。
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時が過ぎるのは、本当に早い。 一周忌（2006年）以降も、彼の命日には必ず休暇を取り、奈良県の現場へ出向いていた、私め。 気がつけば今年（2011年）で事故から丸6年、つまり七回忌を迎えたわけだ。 今年も休暇を取り、ひとり車で奈良まで出かけ、元同僚・Ａさんと共に、現場で花を供えた。 （みっchan。あれからもう6年経っちまったなぁ。もし生きてたらお前も39、「アラフォー」だな。俺はもうすぐ44だし。ホントに早いもんだな…。） 合掌し、心の中で、そうつぶやいた。 涙が止まらなかった…。
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※１ 独身寮・・・私めが以前勤めていた会社のその寮は、今時珍しい二人部屋制度を取っており、六畳一間（狭！）でヤロー二人が生活を共にするのだ。賄いつきなので食事の心配はないものの、風呂・トイレは共同だ。数ヶ月に一度回ってくる”寮事務所当番”制度なんてものもあり、その日は会社が終わってから翌朝まで、相部屋のパートナーと事務所で電話番をするのである。携帯電話の保有率がまだまだ低かったその頃は、彼女らしき女性からの電話を取り次ぐことも何度かあり、嫉妬したものだ（寂） ※２ さまざまな分野・・・特撮、歴史、野球、時事、ｅｔｃ・・・彼の得意分野は、様々な分野であり、かつとても個性的だ。少々響きの悪い言葉で言えば、「オタク」であろう。特に、野球は私めも大好きなので、シーズンは毎日のように野球の話で盛り上がった。彼はタイガースファン、私めはドラゴンズファン。周りにはドラゴンズファンが少なかったので（奈良だから当たり前）、 ドラの応援は私めが孤軍奮闘していたよ。 ※３ ウザい・・・そいえば当時はこんな言葉は使わなかったなぁ。 ※４ 元同僚Ａさん・・・彼は当時私めと同じ部署で仕事していて、今はみっｃｈａｎと同じ部署に所属している（していた、と過去形で書かねばならないか）。時々喫茶『なごみ』にも来てくれている、大切な友人の一人だ。ちなみに彼は私めと違い既婚者。つい先日、３人目のお子さんが産まれたそうだ。おめでとう！ ※５ 休みを取っていた・・・私めの現在の職場は曜日は関係なく年中無休。交代制（いわゆるシフト制）で勤務しており、休みは不定期。月に 、週休二日と同じだけの日数（８日から１１日程度）、休みを取ることができる。そのうち数日は休日を指定することができるのだが、９日は所用があるため、たまたま指定した休日のうちの一日だった。もし１日でもずれていれば、たとえ友人の葬儀とはいえ、簡単には休めなかっただろう。 |
